「中古車って安く買えるのはいいけど、どこを見れば安心なの?」
そう感じる方は多いと思います。この記事では初心者の方でもわかりやすいように、 「基本の5つのチェックポイント」と「見落としがちな5つのポイント」を丁寧に解説します。
✅ まず押さえておきたい基本のチェックポイント(5つ)
1. 使用期間と走行距離 📊
📊 目安は「1年あたり約1万km」です。
- 5年で約5万km → 普通に使われていた車
- 5年で1万km → ほとんど走っていない車
走行距離が少ないと「お得」と思いがちですが、実は注意が必要です。エンジンや機械は定期的に動かしてあげないと調子が悪くなることがあります。
👉 「走ってなさすぎる車」も要注意!
2. 定期点検記録簿とメンテナンス状況 📒
車には「定期点検記録簿」という整備の履歴が残っている場合があります。
- オイル交換やタイヤ交換が定期的にされている → 👍 安心材料
- 記録簿がない → 🤔 どんな管理がされてきたのかわからないので注意
記録簿はその車が大事に扱われてきたかを知るための履歴書のようなものです。
3. 事故歴・修復歴 🔍
査定表の総合評価に「R」や「0」がある場合は注意が必要です。
販売店には「修復歴を説明する義務」があります。難しいと思ったら、「この車は事故歴や修復歴はありますか?」と必ず口頭で聞きましょう。
4. 保証内容の確認 🛡️
購入後のトラブルに備えるには「保証」が大切です。
- 自社保証:販売店が用意する保証
- 有料保証:追加料金で幅広く修理対応
保証の有無や内容を知らずに買ってしまうと、修理代がすべて自己負担になることもあります。👉 「どこまで保証されるか」を必ず確認しておきましょう!
5. 車両価格以外の諸費用 💰
車の価格は「本体価格」だけではありません。2023年10月から「総額表示」が義務化され、基本的には総額を払えば購入できます。
含まれる費用(例) | 含まれない場合が多い費用 |
---|---|
車両本体価格 / 自動車税 / 登録手数料 | 陸送費 / オプション(ナビ・ドラレコ等) / 特殊な整備代 |
👉 「最終的にいくらで買えるのか?」をはっきりさせてから契約しましょう。
🔎 見落としがちな5つのチェックポイント
6. タイヤの状態 🛞
タイヤは車の命綱です。側面に製造年月が刻まれているので確認しましょう。溝の深さも指で触って確認するのが有効です。
ポイント:タイヤの状態が良ければ、オーナーがきちんとメンテナンスしていた可能性が高いです。
7. 下回り・足回りのサビ 🌊
車体の下は普段見ませんが、雪道や海沿いを走った車はサビが出やすいです。
- 少しのサビ → 問題なし
- フロア全体やブレーキ周りがサビだらけ → 危険 🚨
👉 長く乗りたいなら、サビが多い車は避けましょう。
8. 内装の状態 🪑
内装は毎日触れる部分。ここが汚れていると気分も下がります。
- シート:シミや汚れはクリーニングでも落ちにくい
- シートアレンジ:レバーやスライドを実際に動かして確認
- ダッシュボード:日焼け・粘着跡があると交換が必要になることも
👉 内装は「快適さ」に直結するので、妥協しないのが正解です。
9. 室内の匂い 👃
匂いは中古車で特にトラブルになりやすい部分です。
- ドアを開けた瞬間に確認 → 本来の匂いがわかる
- タバコやペットの匂い → 取れにくい
- エアコンをつけたときの匂い → カビ臭ければ要注意
匂いはシートや内張りを交換しないと消えないこともあり、修理費が高額になることがあります。
10. エンジンオイル ⚠️(最重要)
エンジンオイルは車の「血液」のような存在です。交換がされていないと、エンジンが壊れることもあります。
チェック方法:
- ボンネットを開ける
- フィラーキャップを外して中を覗く
- 綺麗 → メンテ良好
- 汚れがこびりついている → 要注意
- レベルゲージで量を確認
👉 オイル不足や汚れは「将来の大きな故障」につながるので、必ず見ておきましょう。
🎯 まとめ:中古車選びで失敗しないために
中古車を選ぶ際は、以下の10項目を意識してください。
基本の確認(必須) | 見落としがち(重要) |
---|---|
① 走行距離と年式 | ⑥ タイヤ |
② 点検記録簿 | ⑦ 下回りのサビ |
③ 事故歴・修復歴 | ⑧ 内装 |
④ 保証内容 | ⑨ 匂い |
⑤ 諸費用 | ⑩ エンジンオイル |
中古車選びは「知識のあるなし」で結果が大きく変わります。
今日ご紹介したポイントを参考にすれば、初心者の方でも安心して購入できるはずです。
あなたのカーライフが楽しく、安全で、長く続きますように! 🚙✨
🙋♀️ よくある質問(Q&A)
- Q. 走行距離は何kmまでなら安心ですか?
- A. 一概に「この距離なら安心」とは言えません。年式とのバランス(目安:年1万km)と、記録簿に基づくメンテ履歴を合わせて判断しましょう。
- Q. 記録簿がない中古車は避けるべき?
- A. 必ずしもNGではありませんが、整備状態の裏取りが難しいため、試乗・現車確認(オイル状態/下回り/タイヤ)をより慎重に。価格が相場より安い理由も確認を。
- Q. 修復歴車でも買って大丈夫?
- A. 走行や安全に関わらない軽微な修復なら選択肢ですが、骨格部位の修復は避けるのが無難。査定表の「R/0」表示や、販売店からの説明内容を必ず確認してください。
- Q. カーセンサーやグーネットで見つけた車、現車確認では何を最優先で見れば?
- A. タイヤの製造年と溝/下回りのサビ/エンジンオイルの量と汚れ/匂い(ドアを開けた瞬間&エアコンON直後)の4点が最優先です。
- Q. 総額表示って、本当に「それだけ払えば乗れる」という意味?
- A. 基本はその通りですが、陸送費や追加オプションなどは別途になることがあります。見積りにすべて含めた「最終支払額」を必ず確認しましょう。
- Q. 納車前にやっておくと良いことは?
- A. 任意保険の見積り比較/チャイルドシート・ドラレコ等の必要装備確認/駐車場サイズの再チェック(車幅・車高)/ETCセットアップの段取り、などです。
- Q. 初心者が特に避けた方がいい中古車は?
- A. 下回りの重度サビ/オイル管理不良の兆候(焼け・スラッジ)/強い異臭(タバコ・ペット)/修復歴の説明が曖昧な個体は、後悔しやすいので避けましょう。